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傑作『死と生』にかけたクリムトの想いを読み解く

Wien

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傑作『死と生』にかけたクリムトの想いを読み解く

レオポルド美術館

ウィーン

複数の美術館が集まるアートエリア「ミュージアムクォーター(Museumsquartier)」、通称「MQ」にある「レオポルド美術館(Leopold Museum)」は、美術愛好家のレオポルド夫妻が収集した19世紀末ウィーンの芸術作品を展示する私設美術館。画家エゴン・シーレの世界最大のコレクションを誇り、彼が敬愛したグスタフ・クリムトの作品も数多く所有しています。

注目は、グスタフ・クリムト晩年の傑作『死と生』。花畑のような場所で赤ん坊から少女、女性、老人、男性など人生で辿る姿の人々が身を寄せ合いまどろんでいます。そこに忍び寄るのは十字架をまとった死神。実は当初、背景は金色で描かれていました。金はクリムトの代名詞。しかしその後、5年の歳月を費やして背景を塗り替えたのです。そうまでしてクリムトが表現したかったものとは…?

“死を迎えるまで人間は人生を謳歌できる”、“死の気配を感じるからこそ、生きることは素晴らしい”など、いろんな見方ができる『死と生』。自分の目にどう映るのか、レオポルド美術館で確かめて。

館内には、ウィーン大学の講堂天井画としてクリムトが描いた朱色の女性が印象的な「医学」(展示はレプリカ)も展示。骸骨が描かれている今作は、医学そのものを否定していると大論議を巻き起した問題作です。19世紀末、芸術に対する概念を覆した彼が手がけた数々の作品もお見逃しなく。

※2021年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため運営が変更または中止となっている可能性があります。ご留意ください。
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