Graz

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世界遺産の街で“エイリアン”を探す

グラーツ

グラーツ

14世紀にハプスブルク家の居城が置かれ、音楽や大学創立など文化の華が開いたグラーツ。赤い屋根が続く美しい旧市街は、ユネスコ世界文化遺産に指定されています。シュロスベルク(Schlossberg)の丘に築かれた小さな城はナポレオン戦争後に壊されてしまいましたが、時計塔(Uhrturm)と鐘楼(Glockenturm) は市民の熱意により残され、街のシンボルになっています。

そんな歴史的な街並みの中に突如現れるのが、ユニークなデザインの現代美術館の「クンストハウス・グラーツ(Kunsthaus Graz)」。この建造物は、地元っ子から“フレンドリー・エイリアン”と呼ばれる人気もの。夜、ライトアップされた姿をシュロスベルクの丘から眺めると、まるで街へ舞い降りた宇宙船に出合ったような感覚に。

他にも、武器や鎧が集結した武器庫(Landeszeughaus)や、豊臣秀吉時代の大坂城下を描いた屏風絵で作られた装飾画のある世界遺産のエッゲンベルク城(Schloss Eggenberg)など、街には見所がたくさん。多彩な展示が楽しめるスポットを巡れば、エイリアンだけでない“不思議な体験”があなたを待っているかも。

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©Emiliano Bechi Gabrielli

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オーストリアの台所・グラーツで食べ歩き!

グラーツ市

グラーツ

オーストリア南部シュタイヤマルク州の州都であり、国内で2番目に大きな都市グラーツは美食の街として知られています。シュタイヤマルク州は“オーストリアの台所”と呼ばれるほどの食材の宝庫で、カボチャのシードオイルやワインが特に有名です。

路面電車が走る美しい街には、名産のカボチャを使った料理や、鮮やかなピンク色のロゼワイン「シルヒャー(Schilcher)」が味わえるレストランがズラリ。天気の良い日はテラスでワインを傾ける人たちの姿も。大学都市で若者が多く、活気に満ちた雰囲気は散策にもピッタリ。

そんな食の都で毎年8月に開催される「グラーツの長い食卓(Long Table of Graz)」は、晩夏の夜を彩るグラーツのハイライト。19世紀末に建てられた荘厳な市庁舎(Rathaus)を背景に、700人ものゲストにプレミアム・ワインと豪華料理が振舞われるディナーは、まるで映画のワンシーンのよう。チケットは、前年11月に発売後、即完売するほどの人気なので事前のチェックを忘れずに。

※2021年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため運営が変更または中止となっている可能性があります。ご留意ください。
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“黒い宝石”と名高いオイルを求めて生産地シュタイヤマルクへ

グラーツ

グラーツ

グラーツが位置するシュタイヤマルク州(Steiermark)はカボチャの名産地。ゆえに、カボチャを使ったオイルが生産されていて、パルマのプロシュートやギリシャのフェタチーズのように、それ自体が品質の高い優れたブランドとして認知されています。

別名”黒い宝石”とも呼ばれる「シュタイヤマルク州パンプキンシードオイル(Steirisches Kürbiskernöl)」は、州の名前を冠したスティリアカという種類のペポカボチャの種を100%使い、伝統的な製法で造られたものでないと名乗ることができない貴重な油。よく熟した種を乾燥させたのち、粗く曳き、約60度でロースト。この過程でパンプキンシードオイルの醍醐味である香ばしさが生まれます。その後、圧力をかけてオイルを抽出しますが、1Lのオイルを造るのに2.5~3㎏もの種が必要とされています。

オーストリア国内どこのスーパーでも入手できますが、パンプキンシードオイルの本場であるグラーツを訪れたら、グラーツ市観光案内所内のショップ、もしくは人気レストラン「デア・シュタイラー(Der Steirer)」で買うのがおすすめ。缶入りを扱っているのでスーツケースの中で割れる心配なし!パンプキンシードオイルはビタミンEが豊富でアンチエイジング効果も高く、カボチャスープやサラダにはもちろん、アイスクリームにかけたりと使い勝手も抜群です。農家の人々が丁寧に時間をかけて作る香ばしい”黒い宝石”を、ぜひお土産に。

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グラーツの古城で豊臣期の大坂に思いを馳せる

エッゲンベルク城

グラーツ

オーストリア第2の都市でありシュタイヤマルク州(Steiermark)の州都でもあるグラーツ(Graz)。今なお中世の建物が多く残る旧市街とともに、皇帝フェルディナンド2世の宮廷顧問だったヨハン・ウルリヒ・エッゲンベルク公の居城として1625〜1635年に建てられたエッゲンベルク城(Schloss Eggenberg)も、世界遺産に登録されています。

エッゲンベルク城は全宇宙をモチーフとした城で、4つの塔は四季を、12の門は12か月を、365の窓は1年の日数を表すなど遊び心あふれた建築物。2006年に城内から17世紀初頭の大坂城と城下を描いた大坂図屏風が再発見されたことから、2009年10月大阪城と友好城郭提携を締結しました。本来は高さ182cm、幅480cmの八曲屏風でしたが、1754年に行われた城内迎賓階の改修時に解体され、現在は壁の装飾に融合しています。

屏風絵は豊臣秀吉没後の慶長12年(1607年)から慶長19年(1614年)の間に描かれたものと推定されています。大坂城だけではなく、町屋や神社仏閣、500人もの武士や町人が色鮮やかに描かれていて、城下での平和な生活が伝わってくるよう。この屏風絵がどうやってグラーツの地にたどり着いたかは未だ解明されていませんが、その経緯を想像しながら遠い昔の大坂に思いを馳せるのもまた一興です。

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グラーツの台所“朝市”で心をときめかせる

グラーツ

グラーツ

オーストリアの南東部に位置するシュタイヤマルク州は、緑のハートとも呼ばれている自然豊かな地域。肥沃な土地と温暖な地中海性気候に恵まれ、国内一の生産量を誇るリンゴやカボチャ、レタスなどの農産物やワインが名産です。有機農法の作物やオーガニック・レストランも、環境と健康を重視する地元の人々にとってはごくありふれた存在です。

シュタイヤマルク州の州都グラーツでは、朝市が人気の観光スポット。カイザー・ヨーゼフ広場(Kaiser Joseph Platz)で月曜から土曜日まで毎日開催されているカイザーヨーゼフマーケット(Kaiser Joseph Markt)やレント広場(Lendplatz)のマーケットをはじめ、市内では12もの朝市が訪れる人々を楽しませてくれます。

グラーツ市内や郊外からも農家の人たちが採りたての野菜や果物、搾りたての果物ジュースを持ち寄り販売。焙煎したカボチャの種を圧縮抽出したシュタイアマルク州名産のパンプキン・シードオイル(Steirisches Kürbiskernöl)のほか、新鮮な果物で作った色とりどりのジャムに、世界トップレベルのワインもチェックしたいところ。目新しい食材や加工品に手が伸びてついつい買い物してしまう、そんなワクワク感を楽しんで!

※2021年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため運営が変更または中止となっている可能性があります。ご留意ください。
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